生涯学習愛媛 bS4(平成11年11月発行)
私の思うこと【講師紹介】

民踊の源を尋ねて
    愛媛県生涯学習推進講師
宮川 和扇
指導分野●民踊・民舞
住   所●八幡浜市
現   職●四国民舞輪の会 会主
        民舞和扇流家元
        愛媛民謡民舞協会会長
        日本クラウン専属教授

 もう30余年も過ぎたであろうか・・・洋舞から学校舞踊と、踊りの源流を尋ねて日本の民踊に出会った時。先祖たちの踊りの発生が、悲痛な祈り・その打ち震える身体動作を「雨乞い踊り」とし、また、共同作業の中で生まれた豊作の喜びを「豊年踊り」とし、言わば、喜びも悲しみも連帯性の輪の中で、すでに生涯学習をしている事に気がついた。
 それから!!踊りの輪をつくろう!つないだ手の中から人の輪を産み出そう!を相言葉に、南予の段々畑の中から民舞運動が始まる。生涯学習の踊りの輪は、輪を呼んで四国一円に、そして海を越えてニューヨーク・カーネギーホールへとつながって行ったが、それは先祖達が教えてくれた生涯学習を、みんなでしたに外ならない。
 踊りを教える事よりも、踊りで教えると言う事を私の指導理念としているのも、生涯学習推進講師と言う肩書きがあるからではない。踊りの源点を尋ねたからに外ならない。
 昭和48年4月、愛媛県教育委員会より社会教育講師の辞令を頂いて、数年後に生涯教育講師。それから現在・生涯学習推進講師に至る道、はや30有余年の歳月が流れて過ぎた。
 その間、生涯学習の考え方も変り、在り方も様々に変化する中で、勉強もし、講習会にも出、私なりの理論も、構築されたり、消えたりもして行った。
 社会情勢が変わる中で、時代環境に左右されない自分の生涯学習の在り方を確立する事こそ大切と憶えた。
 今、生涯学習花咲かり、頭でっかちの生涯学習論・多事の風潮の中で、それぞれの分野での源流・ルーツを尋ねる時が来ているのではないかと思われてならない。


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