漱石と子規が同居した再建愚陀仏庵 (松山市一番町)

平成22年7月12日朝倒壊、復興のめど未だ立たず
松山坊っちゃん会の歴史
(漱石研究会)

平成24年10月11日更新
 本会は、昭和37年9月23日松山市三番町きどや旅館 (戦前は「城戸屋」、
敷地は現在の二番町〜三番町にまたがっていた。小説 「坊っちゃん」の
山城屋のモデル)漱石の間で、設立発足した。その時の参加者24名。当時の
代表世話人は岡達夫(愛媛広告協会理事長)、富田狸通(俳人)。顧問に
越智二良(元大阪朝日新聞学芸部長)、事務局を愛媛新聞社内に置いた。
初代名誉会長(会長を固辞)は桜井忠温(明治の戦記文学「肉弾」の著者) 。、
2代名誉会長(会長固辞)、新野良隆、3代会長、富田狸通、4代会長、牧野龍
夫、5代会長、浦屋 薫 6代(現)会長 頼本冨夫。
現在の顧問は愛媛大教育学部教授 佐藤栄作及び県会議員横田弘之。以来今日まで例会は、
春、漱石、松山中学着任にちなんで、4月、
夏、漱石、愚陀仏庵入居にちなんで、7月
秋、同居していた正岡子規との別離にちなんで10月、
 冬、漱石の命日にちなんで、12月9日を原則とし、
年4回の定例研究会を、漱石ゆかりの場所で行い、漱石の顕彰と、その研究を
目的とし、この趣旨に賛同する者をもって組織している。

櫻井 忠温(さくらい ただよし、さくらい ちゅうおん)筆名落葉、軍人、作家
  明治12年6月11日生、昭和40年9月17日没。幼時画塾に入り画家を志す。
  松山中学で夏目漱石の授業を受けたこともある。士官学校卒業後、少尉。
  明治37,8年の日露戦争では連隊旗手として旅順攻撃で重傷。その体験を
  「肉弾」として発表し、いちやく文名上がる。世界数10か国語に翻訳された。
  少尉の身で明治天皇に拝謁の栄に浴す。「肉弾」は今日でもドイツ士官学校
  英語教科書として使われているという。「櫻井忠温全集」全6巻(昭和5,6誠文堂)
(「愛媛県大百科事典」 愛媛新聞社より)

過去の主要行事
○昭和41年2月5日〜14日 湊町丸三書店2階ギャラリーにて「夏目漱石展」
○同2月9日道後温泉2階広間に15名参集NHK番組「スタジオ102」全国中継で、
  東京の安倍能成氏と漱石の思い出を語る。
同9月24日本会の提唱により、松岡譲氏来松を期し道後温泉3階に
  「漱石ゆかりの坊っちゃんの間」を制定。

○同、市主催「子規・漱石・極堂生誕100周年記念式典」に賛同丸三書店2階
  ギャラリーにて三文人の図書展開催。
○昭和43年11月3日、新野名誉会長、県教育文化賞受賞。
昭和44年11月6日市政80周年記念式典に際し、本会は教育関係功労
  団体として市より感謝状を授与さる。
○昭和55年9月「別冊 太陽32 夏目漱石」(平凡社)に会長牧野龍夫
 『漱石と松山』掲載

○平成3年9月21日〜23日松山市立子規博物館3階特別展示室にて
「夏目漱石顕彰 松山坊っちゃん会百回記念展」開催。
  記念講演 松山市立子規記念博物館館長 和田茂樹氏  「漱石の坊っちやんとその後」
○平成15年3月、中央大学文学部教養講座テレビ番組「知の回廊」夏目漱石篇に
  頼本会長、高村副会長制作協力(平成16年3月県内放送)
○平成17年7月20日「松山坊っちゃん会会報創刊号」発行
平成17年10月13日(木) 県立松山東高校にて「坊っちやん百年記念講演会」開
  大阪成蹊短大教授和田克司氏「子規と漱石」
○平成17年12月17日(土) 坊っちやん100年記念読書会第1回、愛大教育学部で開催
○平成18年4月20日 伊予銀行地域活動助成金30万円受贈
平成18年4月29日(土・祝) 「漱石 坊っちやん之碑」建立、除幕式. 道後温泉東
○平成18年7月29日(土) 松山市立子規博物館にて、「坊っちゃん」本展〜8月27日(日 )
平成20年「三四郎」発表100年記念読書会開催1月5日 通算22回
○平成24年3月29日( )公益財団法人愛媛銀行ふるさと振興基金20万円受贈
○平成24年10月7日(土)「虞美人草」読書会第1回開催 毎月第1土曜日開催 この日で通算79回
○@結成50周年記念講演会元愛媛大学教授渥見秀夫氏「漱石と結婚」A記念シンポジウム テーマ「市民レ ベルでの文学研究会のあり方」・鎌倉漱石の会・くまもと漱石倶楽部・京都漱石の会・松山坊っちゃん会
 (漱石研究会)各代表を講師に。B「坊っちゃん」本展C記念祝賀会D記念文学散歩他
 

新入会員大歓迎 年会費3000
 第190回春例会御案内(無料)


平成264日(日)午後130分〜330
(松山市道後公園子規記念博物館 会議室) 
                          
 講演 会員 重川 禎三 氏 

演題
<未定>
          当日は定期総会につき会計報告・役員改選等がある予定。

    

  

                        
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