学び舎えひめ<you遊コラム>

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■ 伊達博物館だより①

<宇和島藩の成立>
 伊達といわれると、仙台の伊達政宗を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?政宗は戦国時代を生き抜き、仙台藩の基礎を築いた有名な武将です。その政宗の長男が治めたのが、宇和島藩です。宇和島藩の初代藩主伊達秀宗(だてひでむね)は、天正19年(1591)伊達政宗の長男として、陸奥国柴田郡(今の宮城県柴田郡村田町)で生まれました。文禄3年(1594)、豊臣秀吉の融子(ゆうし・相続を目的とせず、仮に結ぶ親子関係)になり、慶長元年(1596)聚楽第(じゅらくだい)で元服し、秀吉から「秀」の字をもらって秀宗と名乗るようになりました。
 秀宗は、秀吉の死後も人質として大阪にいましたが、関ヶ原の戦いの後、父政宗と共に出陣し、この時徳川秀忠から政宗の勲功と秀宗の忠義を理由に伊予国宇和郡十万石を与えられ、翌元和元年(1615)入国しました。
 こうして宇和島藩が成立し、明治2年(1869)の版籍奉還まで、伊達氏の所領となりました。
 伊達博物館では、宇和島伊達家縁の品々を展示しております。ぜひ、伊達博物館に来館され、勇壮・華麗な宇和島伊達家の品々をお楽しみ下さい。ホームページも作っております。一度ご覧になって見て下さい。http://www.city.uwajima.ehime.jp
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