データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成7年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅳ 私の愛媛学
■目 的
県下各地で地域を調査研究している団体やアマチュア研究家に発表の機会を提供し、相互の交流と連携を図るとともに、県外の「地域学」にかかわる専門家の講演を通して、誰もが気軽に取り組むことができる身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。
■内 容
□開催日 平成7年9月23日(土)
□場 所 愛媛県生涯学習センター
□テーマ 「私の愛媛学」
□主 催 愛媛県生涯学習センター
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター)
13 : 40~15 : 00 研究成果発表
門田 邦彦(松山南高等学校教諭)
松浦 有毅(北針研究会代表)
篠川 一雄(俵津文楽保存会長「すがはら座」座長)
犬伏 武彦(松山工業高等学校教諭)
船越 清忠(蝶をそだてる島の会代表)
15 : 00~15 : 15 休 憩
15 : 15~16 : 15 解説講演
「地域学の愉しみ-愛媛学と大阪学-」
作道洋太郎(大阪国際大学教授、大阪大学名誉教授)
16 : 15~16 : 45 パネルディスカッション*
「ふるさと再発見-愛媛学成立への提言-」
作道洋太郎、門田 邦彦、松浦 有毅
篠川 一雄、犬伏 武彦、船越 清忠
*当日は、台風による悪天候のため、パネルディスカッションは中止しました。
■出演者プロフイール
□解説講演(県外講師)
〇作道洋太郎(大阪国際大学教授、大阪大学名誉教授)
先人の遺産を掘り起こし、それを通してこれからの大阪を考え設計しようとする「大阪学」を提唱し、文化講座の担当な
ど精力的に幅広く活躍している。日本経済史専攻。
□コーディネーター
〇門田 邦彦(松山南高等学校教諭)
県高等学校教育研究会地歴・公民部会地理部門幹事を務める傍ら、エコロジーの視点にもとづく地理学研究に優れた実績
を持つ。また、愛媛県史(地誌編)の執筆者の一人でもある。
□県内研究発表者
〇松浦 有毅(北針研究会代表)
大正時代、漁船でアメリカ大陸へ渡航した若者の開拓精神を讃え、それを受け継いで村おこしや地域づくりの活力とする
目的で、平成5年に研究会を結成。活発な調査研究を行っている。
〇篠川 一雄(俵津文楽保存会長、「すがはら座」座長)
大夫・人形遣いともに修業をし、現在に至る。従来の淡路の人形遣いに大阪文楽のよさを加味して新鮮さを増すことを思
い付き、研究し続けるとともに、若い人たちの指導に当たっている。
〇犬伏 武彦(松山工業高等学校教諭)
えひめの民家調査研究会“茅舎”代表でもあり、民家を、昔のくらしぶりや家の系譜・村全体の歴史などと総合的に捉え、
民家の価値や郷土の良さの評価に積極的に努めている。
〇船越 清忠(蝶をそだてる島の会代表)
チョウが舞う島づくりをめざし、クロツバメシジミの生息地案内板の設置やツメレンゲの栽培など、地元の小・中学生の
参加・協力も得て、チョウの保護・増殖に取り組んでいる。