データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅴ ~平成9年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅲ 伝統文化が息づくふるさと・広見
■目 的
鬼北文楽に代表される伝統芸能が多く伝えられている広見の歴史や文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、伝統文化が息づく広見について考察しながら、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛ける。
■内 容
□開催日 平成9年10月11日(土)
□場 所 広見町近永公民館
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~伝統文化が息づくふるさと・広見~
□主 催 愛媛県生涯学習センター
広見町・広見町教育委員会
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・広見町)
13 : 40~14 : 40 対談講演
県外講師:浅香 寿穂(徳島県教育委員会文化財課長)
県内講師:堀内 統義(県立松山南高等学校教諭)
14 : 40~14 : 50 休 憩
14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人(組)の発表と討論〕
コーディネーター:堀内 統義(県立松山南高等学校教諭)
地元発表者:鬼北文楽保存会
菊澤 尋吉(画家、鬼北文楽後援会副会長)
山本 広志(鬼北文楽保存会会長)
高田 善子(商業)
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇浅香 寿穂(徳島県教育委員会文化財課長、徳島県徳島市在住)
徳島県の文化財の調査をとおして、徳島県の民俗や歴史に造けいが深く、阿波の人形浄瑠璃についても詳しい。また、劇
団徳島にも所属し、脚本を書くなど、芸術活動にも理解が深い。
□県内講師・コーディネーター
〇堀内 統義(県立松山南高等学校教諭、松山市在住)
県立高校の教員などを務めるかたわら、愛媛の民俗空間等を主題に詩作活動を続けており、県下の地域文化に詳しい。
著書:「意志の図案」「罠」「海」「よもだかんとりーぶるうす」他
□ワークショップ(地元発表者)
〇鬼北文楽保存会
広見に伝わる鬼北文楽の保存伝承に積極的に活動するとともに、多くの公演活動を積極的に行っている。
〇菊澤 尋吉(画家、鬼北文楽後援会副会長)
版画を中心として、風土に根ざした作品発表を行っている。地域文化の保存伝承にも尽力している。
〇山本 広志(鬼北文楽保存会会長)
広見町の歴史・文化に詳しく、特に伝統芸能「鬼北文楽」などの保存伝承に中心的な存在として活躍している。
〇高田 善子(商業)
地域文化の保存伝承活動に理解が深く、商店経営に関与するかたわら、その情報発信を積極的に進めている。