データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅵ ~平成10年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅰ 無形民俗文化財・西条祭りが彩るふるさとのくらし
■目 的
文化財が多く残る城下町西条の歴史や文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、今に生きる無形民俗文化財である西条祭りに彩られてきた西条のくらしを多角的に考察するとともに、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。
■内 容
□開催日 平成10年10月3日(土)
□場 所 西条市民会館
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~無形民俗文化財・西条祭りが彩るふるさとのくらし~
□主 催 愛媛県生涯学習センター
西条市・西条市教育委員会
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・西条市)
13 : 40~14 : 40 対談講演
県外講師:深見 茂(滋賀県立大学国際教育センター教授)
県内講師:佐藤 秀之(西条市立神拝小学校教諭)
14 : 40~14 : 50 休 憩
14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人の発表と討論〕
コーディネーター:佐藤 秀之(西条市立神拝小学校教諭)
地元発表者:塩見 淳(西条市文化財保護審議会会長)
丹 吉郎(石岡神社総代会責任役員)
塩﨑 武司(西条祭振興会会長)
高橋 正徳(飯積神社太鼓台運営委員会委員長)
■出演者プロフィール
□対談講演 (県外講師)
〇深見 茂(滋賀県立大学国際教育センター教授、京都市在住)
京都市内、祇園祭に「黒主山」(くろぬしやま)を出す町内に生まれ育ち、幼少より祭を手伝う。
平成8年以来、山鉾巡行を担当する祇園祭山鉾連合会理事長を務めるなど、祇園祭の歴史や現状に詳しい。
□県内講師・コーディネーター
〇佐藤 秀之(西条市立神拝小学校教諭、西条市在住)
中学時代から西条祭りのだんじりの研究をしており、地元の小学校教諭となってから、西条、新居浜の祭りに関する論文
で、愛媛県文化振興財団懸賞論文優秀賞に選ばれた。
□ワークショツプ(地元発表者)
〇塩見 淳(西条市文化財保護審議会会長)
市文化財保護審議会会長として、西条市に残る文化財の調査・保護活動にかかわっている。特に、西条祭りを文化財とし
ての視点から研究しており、祭り全般について詳しい。
〇丹 吉郎(石岡神社総代会責任役員)
西条祭り(石岡神社)のだんじり・みこしの運行や平和祭典の運営及び伝承活動を行う機関の代表者であり、石岡神社の
祭礼の一番の見所である「桜の馬場」でのだんじりの練りなどに詳しい。
〇塩﨑 武司(西条祭振興会会長)
西条の重要な観光資源としての西条祭り(伊曽乃神社)の運行や宣伝活動に深くかかわっており、祭りに対する思い入れ
も強いうえ伊曽乃神社の祭礼の見せ場である「川入り」などに詳しい。
〇高橋 正徳(飯積神社太鼓台運営委員会委員長)
西条祭り(飯積神社)を彩る豪快なかき比べで知られる太鼓台の運行の直接の責任者で、飯積神社の祭礼の見せ場である
「太鼓寄せ」などに詳しい。