データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅶ ~平成11年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅲ 黒潮寄せる文化の里を語る
■目 的
県の西南端、南宇和郡の中央に位置し、黒潮の寄せる町である城辺の歴史や文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにする。それとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、海と人と緑が調和する城辺町のくらしや風土を多角的に考察する。そして、身近な地域学習-愛媛学-への参加を呼び掛ける。
■内 容
□開催日 平成11年10月9日(土)
□場 所 城辺町社会福祉会館
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」-黒潮寄せる文化の里を語る-
□主 催 愛媛県生涯学習センター
城辺町教育委員会
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・城辺町教育委員会)
13 : 40~15 : 00 対談講演
県外講師:石原 義剛(海の博物館館長)
県内講師:武智 利博(伊予史談会副会長)
15 : 00~15 : 10 休憩
15 : 10~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々3人の発表と討論〕
コーディネーター:武智 利博(伊予史談会副会長)
地元発表者:中岡 修也(城辺史友会会長)
吉田 信保(城辺町文化協会理事)
アーロン・ショート(城辺中学校外国語指導助手)
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇石原 義剛(海の博物館館長、三重県伊勢市在住)
博物館において、漁業、海運、漁村習俗や海の環境を調査研究するとともに、近代漁業史についての造けいが深い。ま
た、漁民の文化や漁村の環境を生かした地域づくりへの提言も、積極的に行っている。
著書:『伊勢湾-海の祭りと港の歴史を歩く-』他
□県内講師・コーディネーター
〇武智 利博(伊予史談会副会長、伊予市在住)
瀬戸内海・宇和海を中心とした西南日本の漁村の研究をライフワークとする。漁村の生い立ちや漁業の地域性、漁民の生
活文化など幅広く研究し、それらについての造けいが深い。
著書:『愛媛の漁村』他
□ワークショップ(地元発表者)
〇中岡 修也(城辺史友会会長)
南宇和郡内で初めての、郷土の歴史や文化などを研究する同好会の結成に尽力した。城辺町を中心とする歴史や民俗な
どの調査研究や史料の収集保存をとおした文化財保護に取り組んでいる。
〇吉田 信保(城辺町文化協会理事)
南宇和郡を中心とする短歌や俳句の調査研究に取り組み、それらについての造けいが深い。また、文芸を通じた地域文化
の掘り起こしにも力を注いでいる。
〇アーロン・ショート(城辺中学校外国語指導助手)
アメリカ合衆国コロラド州デンバー出身。平成9年7月より城辺中学校において外国語指導助手を勤める。外国語による
コミュニケーション能力の育成と、異文化交流の推進に尽力している。