データベース『えひめの記憶』
身近な「地域のたからもの」発見-県民のための地域学入門-(平成22年度)
本書について・凡例
1 愛媛県教育委員会では、平成3年度から生涯学習の一環として、県内各地の生活文化を掘り起こし、愛媛らしさを発見、再
確認するための地域学、「愛媛学」を普及推進しています。平成22年度は、これまでの成果を踏まえ、だれもが地域学への
関心を高め、気軽に地域学に取り組むことのできる手引書を作成しました。
2 本書は四つの章から構成されています。各章の概要は、次のとおりです。
第1章では、子どもたちが「地域のたからもの」を発見したことを紹介し、愛媛学の始まりに触れながら、地域学の魅力を
説明しています。
第2章では、はじめての地域調査を想定しながら、地域を見つめ直す方法から説き起こし、テーマの設定や現地調査・聞き
取り調査等の方法、レポートの作成方法など、地域調査の視点や方法をわかりやすく説明しています。
第3章では、愛媛学における調査研究活動と普及推進活動を簡単にまとめるとともに、過去の調査研究報告書で取り上げ
た、県内各地の特色ある生活や文化、産業等を紹介しながら、これまでの愛媛学の成果を報告しています。
第4章では、地域学の重要性について言及し、今後、住民と県や市町が一緒になって地域学を推進することの大切さに触れ
ながら、新たな取り組みである「ふるさと愛媛学」について説明しています。
【凡 例】
1 本書の本文については、常用漢字や現行の仮名遣い、送り仮名の使用を原則としましたが、歴史用語・専門用語等につい
ては例外としています。
2 本文中に、平成3年度から21年度までに刊行された愛媛学の調査研究報告書の記載内容を引用した場合は、その書名を
明示しています。
3 引用文は原則として原文のまま記載しましたが、必要に応じ振り仮名を付け、仮名遣いや誤記などを訂正し、( )書
きで説明を加えた箇所があります。
4 地名は原則としてその当時の用例に従いましたが、必要に応じ平成22年3月末の市町名を記しました。
5 参考引用文献等は、巻末にまとめて記載しました。