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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業12-松前町ー(平成29年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第2節 海辺のくらしの記憶

 重信川河口近辺の海岸は、重信川や石手川からの土砂が打ち上げられ、後背に砂丘地帯をもつ遠浅の海岸を形成しており、河口部では、川から流れ下る栄養分をもとに、ノリの養殖などが育まれ、遠浅の海岸では、地引き網などの漁業が生まれ、また、海水浴場や遊漁の場として地域の人々に親しまれてきた。
 現在、遠浅の海岸は、土砂採取などの影響もあり、砂浜が浸食されて痩せており、また、砂丘も各種土木工事の影響などにより、その跡を残す程度である。
 本節では、昭和30年代から40年代を中心として、豊かな自然が残る中での人々のくらしについて、Aさん(昭和11年生まれ)、Bさん(昭和19年生まれ)、Cさん(昭和28年生まれ)からそれぞれ話を聞いた。