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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業13-西予市①-(平成29年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第2章 人々のくらしを支えた産業

 平成16年(2004年)4月に旧明浜(あけはま)町、宇和(うわ)町、野村(のむら)町、城川(しろかわ)町、三瓶(みかめ)町が合併して誕生した西予(せいよ)市は、愛媛県南西部に位置し、東は高知県境の四国カルスト台地に連なる山々と接し、西は宇和海に面し、北は内子(うちこ)町、大洲(おおず)市、八幡浜(やわたはま)市、南は宇和島(うわじま)市、鬼北(きほく)町と接する。西予市域では、海から山までの多様性に富む自然環境を生かし、古くから農林水産業を基幹産業として発展してきた。
 本章では、旧宇和町で畜産業や縫製工場での仕事に従事した人々、旧明浜町で石灰業に従事した人々、旧三瓶町で果樹栽培を中心とする農業や遠洋漁業に従事した人々の、地域の産業とともにあったくらしや思いについて、その一端を明らかにした。