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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業15-四国中央市①-(平成30年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第2章 人々のくらしを支えた産業

 旧土居(どい)町は県東部に位置する農村地域で、米や野菜のほか良質なサトイモを産する。また、赤石五葉松の特産地として知られるとともに、クロム等を産出する赤石鉱山が操業していた。一方、旧新宮(しんぐう)村は県の東端に位置する山間地で、戦後より本格的に栽培が開始された新宮茶が特産品であるが、かつては葉タバコ栽培や養蚕が盛んに行われるとともに、新宮鉱山が操業していた。
 本章では、旧土居町、旧新宮村で農業や鉱山での仕事に従事した人々の、地域の産業とともにあったくらしや思いについて、その一端を明らかにした。