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えひめ、その装いとくらし(平成16年度)

第1節 装いを生み出す

 本節では、昭和の初めから高度経済成長が始まるころまでの時期にかけて、県内各地域で「紡ぐ」「染める・織る」ことを生業(なりわい)としていた人々から、さまざまな取り組みや移り変わりについて聞き取り、人々の思いやくらしとのかかわりを探った。
 「1 紡ぐ」では、西予(せいよ)市野村(のむら)町の養蚕業と製糸業及び西予市城川(しろかわ)町の天蚕(てんさん)(ヤママユの別名)飼育と天蚕糸の生産、さらに西条(さいじょう)市の富士紡績壬生川(にゅうがわ)工場におけるスフ製造を取り上げ、くらしとのかかわりを探った。
 「2 染める・織る」では、松山市和気(わけ)の絣(かすり)糸の絞り染めと松山市西垣生(にしはぶ)町の絣(かすり)の機(たは)織り、さらに今治市のタオル用糸の先晒(さきさら)し先染めとタオル紋(もん)織りを取り上げ、くらしとのかかわりを探った。

図表1-1-1 「装いを生み出す」で取り上げた調査地と調査内容

図表1-1-1 「装いを生み出す」で取り上げた調査地と調査内容