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えひめ、その装いとくらし(平成16年度)

2 履く

 履物は、足を保護し装いを整えるのが本来の用途であるが、水辺・砂礫(されき)・泥土などでの作業用には特別な履物が考案された。履物は、構造の上からは下駄(げた)などのように足甲部(そっこうぶ)を露出する開放性履物と、靴のように足甲部を覆う履物である閉塞(へいそく)性履物とに分類することができる(②)。この項では開放性履物である下駄と草履を中心に、閉塞性履物としては足袋を取り上げた。