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えひめ、その住まいとくらし(平成17年度)

第1章 家を建てる

 人々のくらしに深いかかわりのある住まいには、施主の思いと、それを受け入れ、それぞれの仕事に取り組んできた職人の技術と心意気が込められている。
 この章では、昭和の初めから高度経済成長が始まるころまでの時期にかけて、家を建てることに携わった人々から、「着工」「建前」「竣工」などの各工程について、それぞれの作業と建築材料や道具また建築儀礼やそれらにかかわるさまざまな人間模様などについて聞き取り、時代背景や移り変わりをたどった。
 「1 家づくり そのはじまり」では、大工修行、木造建築の構造、木取りや地業、大工道具を取り上げ、人々の思いやくらしとのかかわりを探った。
 「2 家づくり その半ば」では、上棟、屋根、壁塗り、床と天井を取り上げ、人々の思いやくらしとのかかわりを探った。
 「3 家づくり その仕上がり」では、建具、畳、鏝絵(こてえ)、施主と棟梁(とうりょう)を取り上げ、人々の思いやくらしとのかかわりを探った。