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えひめ、人とモノの流れ(平成19年度)

はじめに

 この報告書は、平成19年度のえひめ地域学調査研究活動の成果をとりまとめたものです。
 愛媛県生涯学習センターでは、ふるさと愛媛をよく知り愛することを基本テーマとして、人々のくらしや文化、産業など様々な角度から、「えひめ地域学」の研究を行っています。
 今年度は、「人とモノの流れ」に焦点を当てて調査を実施し、戦前から昭和30・40年代の高度経済成長期を経て現在までを対象にして愛媛の人とモノの流れをたどりました。
 今回の調査では、交通網の整備や交通手段の発達に伴い大きく変貌してきた愛媛の姿をとらえようとしました。また交通や交流に携わってこられた人々の思いや、人々のくらしや地域文化がどのように変貌してきたのかを探ろうとしました。この調査を通して、変貌する地域の姿をいくぶんなりともとらえることができ、さらに日本全国へ、世界へと広がりつつある郷土愛媛の人々の交流や物流の姿に触れることができました。
 調査は、対象地域を幅広く、また、学際的に取り上げましたので、統一性や掘り下げが不十分な点もあるかと思いますが、さまざまな場で本書を御活用いただければ幸いです。
 終わりになりましたが、今回の調査に御協力いただいた皆様方に改めて厚くお礼を申し上げます。

 平成20年3月
                                          愛媛県生涯学習センター