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えひめ、人とモノの流れ(平成19年度)

3 トラック業界から見た人とモノの流れ

 現在愛媛県のモノの流れのほとんどはトラックが担っている。鉄道・船舶と違って少量でも、また軒先から軒先までダイレクトに運べるのが大きな強みである。大型車両の普及と全国に高速道路が拡大してきたことでスピードと積載量が向上し、昭和50年代以降、物流の王座の地位についた。しかし、近年の東京都から始まった排ガス規制、規制緩和による過当競争、石油価格高騰による燃料費の増大など、トラック業界は現在さまざまな問題に直面している。モノの流れを支えるうえで、トラックの地位は不変であろうが、長くこの仕事に携わってこられた方の経験を通し、物流の今後のあり方もあわせて探った。