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わがふるさとと愛媛学   ~平成5年度 愛媛学セミナー集録~

2 神事と観光

 昭和41年に、運行期日が全市的に統一された。川東地区の13日から、角野地区の23日に至る10日間が、16~18日の3日間になり、ほぼ一宮神社の祭礼の期日に合わされた。これで、神事という形が遠のき、観光化の方向へと向かった。
 昭和45年(1970年)には、大阪万国博に大江、江口の両太鼓台が出演、昭和47年には観光ポスター(現在は8,000枚印刷といわれる)の第1号が作られ、以後新居浜の観光行政の大きな目玉として、地区住民のみならず、市全体の観光に寄与するようになった。
 観光化の極め付けは、先程述べた、シンガポールへの久保田太鼓台の出場と言える。