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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成7年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅱ 港とともに伊予市のくらし

■目 的
 海道を通じた他地域との交流の歴史等に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、港とともに栄えた伊予市のくらしについて考察しながら、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成7年10月21日(土)
 □場 所 伊予市市民会館
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~港とともに伊予市のくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      伊予市教育委員会
 □日 程
  13 : 00~13 : 30 受 付
  13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・伊予市教育委員会)
  13 : 40~14 : 40 対談講演
            県外講師:石井  忠(漂着物学研究家、福岡県立光陵高校教諭)
            県内講師:玉井 建三(聖カタリナ女子大学教授)
  14 : 40~14 : 50 休 憩
  14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人の発表と討論〕
            コーディネーター:玉井 建三(聖カタリナ女子大学教授)
               地元発表者:山本 雅夫(歴史研究家、伊予史談会常任理事)
                     紺田フサ子(漁業、伊予漁業協同組合婦人部長)
                     木下  縫(主婦、伊予市歴史文化の会副会長)
                     玉井  彰(会社経営、「海とロマンの町伊予市」まちづくり委員会委員)

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇石井  忠(漂着物学研究家、福岡県立光陵高校教諭、福岡県宗像郡福間町在住)
   民俗学の新分野として漂着物学を創始し、玄海灘沿岸を中心に研究を続けている。樋口清之賞、日本デザイン会議地域文
  化デザイン賞受賞。
   著書:「漂着物の博物誌」「海辺の民俗学」

 □対談講演・コーディネーター
  〇玉井 建三(聖カタリナ女子大学教授、松山市在住)
   文化地理学を専攻し、地域学の立場から「地名と土地柄」「空海」などの調査研究を進めている。景観論の立場から「伊
  予市八景」の選考にも関わっている。

 □ワークショツプ(地元発表者)
  〇山本 雅夫(歴史研究家、伊予史談会常任理事)
   伊予市の歴史を永く研究し続け、地元のアマチュア研究家の先駆者の一人である。伊予港の歴史的な変遷についても詳し
  い。
  〇紺田フサ子(漁業、伊予漁業協同組合婦人部長)
   日々のくらしを通して、女性の立場から伊予漁港の変遷を見守ってきた。漁協婦人部のリーダーとしても活躍中である。
  〇木下  縫(主婦、伊予市歴史文化の会副会長)
   地元の歴史に興味を抱き、地道に研究活動をつづけており、「伊予市八景」選考にも関わっている。特に五色浜の由来に
  詳しい。
  〇玉井  彰(「海とロマンの町伊予市」まちづくり委員会委員、会社経営)
   地元でタクシー会社を経営する傍ら、伊予市の未来展望を描くまちづくりグループのメンバーとしての活動にも力を注い
  でいる。