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わがふるさとと愛媛学Ⅳ ~平成8年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅳ 私の愛媛学

■目 的
 県下各地で地域を調査研究しておられる団体やアマチュア研究家の方に発表の機会を提供し、相互の交流と連携をはかるとともに、県外の「地域学」にかかわる専門家の方の講演を通して、誰もが気軽に取り組むことができる身近な地域学~愛媛学~への参加を呼び掛ける。

■内 容
 □開催日 平成8年10月19日(土)
 □場 所 愛媛県生涯学習センター
 □テーマ 「私の愛媛学」
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
 □日 程  
  13 : 00~13 : 30 受 付
  13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター)
  13 : 40~15:00 研究成果発表
            三木 秋男(郷土史研究家)
            森田 健二(菊間愛馬会副会長)
            日野 健三(アートの里づくり会議事務局長)
            秋田 通子(吉田町教育委員会文化財調査委員)
  15 : 00~15 : 15 休 憩
  15 : 15~16 : 15 解説講演
            「くらしを訪ねる-地域調査のすすめ-」
              神崎 宣武(国立民族学博物館共同研究員)
  16 : 15~16:45 パネルディスカッション
            「ふるさと再発見-愛媛学のたのしみー」
              神崎 宣武、寺谷 亮司、三木 秋男
              森田 健二、日野 健三、秋田 通子

■出演者プロフィール
 □解説講演 (県外講師)
  〇神崎 宣武(国立民族学博物館共同研究員)
   武蔵野美術大学在学中から、故・宮本常一に師事して民俗学を学ぶ。現地調査を中心に、精力的に活動を行っている。
   著書:「百姓の国」「盛り場の民俗学」「『うつわ』を食らう」他

 □コーディネーター
  〇寺谷 亮司(愛媛大学法文学部助教授)
   アフリカおよび北海道をフィールドとした都市地理学、経済地理学を専門とする一方、世界における酒、飲酒慣行、盛り
  場など飲食文化地域論の研究にも積極的に取り組んでいる。

 □県内研究発表者
  〇三木 秋男(郷土史研究家、西条市在住)
   「うちぬき」について、専門の地学の知識もふまえながら、その掘抜き工法の歴史や水質など調査研究している。
  〇森田 健二(菊間愛馬会副会長、菊間町在住)
   県指定の無形民俗文化財である「お供馬行事」に不可欠な馬の飼育のみならず、行事全般の運営に携わり、行事の維持・
  継続に積極的に取り組んでいる。
  〇日野 健三(アートの里づくり会議事務局長、砥部町在住)
   「焼き物の里」としての歴史に加え、豊かな自然が残る砥部町の特徴を生かし、自然と文化を取りまぜた地域の活性化を
  めざして活動している。
  〇秋田 通子(吉田町教育委員会文化財調査員、吉田町在住)
   伊達文化保存会での調査の経験を持ち、また吉田史談会の古文書解読講師も務めるなど、古文書・大名道具などに造けい
  が深い。