データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅴ ~平成9年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅱ 巨樹が育むふるさと・小田
■目 的
樹齢千年を越える巨樹の下で営まれてきた小田の歴史や文化に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の方々による調査研究活動の実践例とその成果について発表を得、発表者同士の討論や質疑応答を通じて、森からの情報発信を目指す小田町のくらしについて考察しながら、身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛ける。
■内 容
□開催日 平成9年9月27日(土)
□場 所 小田町林業センター
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~巨樹が育むふるさと・小田~
□主 催 愛媛県生涯学習センター(小田町教育委員会)
□日 程
13 : 00~13 : 30 受 付
13 : 30~13 : 40 開会挨拶(愛媛県生涯学習センター・小田町教育委員会)
13 : 40~14 : 40 対談講演
県外講師:牧野 和春(全国巨樹・巨木林の会理事)
県内講師:石川 和男 (松山東雲女子大学教授)
14 : 40~14 : 50 休 憩
14 : 50~16 : 30 ワークショップ〔地元の方々4人の発表と討論〕
コーディネーター:石川 和男(松山東雲女子大学教授)
地元発表者:岸田 透(小田町文化財保護委員会委員長)
上田 直美(会社員、元婦人会役員)
上岡 崇(小田中学3年生)
高本師津雄(ODAの木協会会長)
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇牧野 和春(全国巨樹・巨木林の会理事、埼玉県坂戸市在住)
日本人の心と巨樹・巨木とのかかわりを探求する第一人者で、全国巨木フォーラムを支援して講演活動等で日本各地を
回っている。
著書:「桜の精神史」「巨樹の顔」「森林を蘇らせた日本人」他
□県内講師・コーディネーター
〇石川 和男(松山東雲女子大学教授、日本土壌動物学会評議委員、松山市在住)
小学2年生から昆虫採集を始め、県内をはじめ海外の山々を歩いてきた。野鳥や土壌動物によって環境の評価を試みてい
る。
著書:「日本ダニ類図鑑(共著)」「危険な動・植物」他
□ワークショップ(地元発表者)
〇岸田 透(小田町文化財保護委員会委員長)
小田町の文化財保護委員として、町内の文化財の調査・保存にかかわっており、町内の巨樹の分布・由来などについても
詳しい。
〇上田 直美(会社員、元婦人会役員)
婦人会活動で中心的な役割を果たし、「中田渡ふるさと祭」においても地域のリーダーとして活躍している。
〇上岡 崇(小田中学3年生)
「第3回中学生みどりの国際協力・タイ国際派遣事業」に参加し、ホームステイ交流・植樹作業などを通して国際親善に
貢献した。
〇高本師津雄(ODAの木協会会長)
民間組織「ODAの木協会」を設立し、住民参加型の国際派まちづくり事業を実施し、特に環境教育スクール「森の学
校」では、校長兼トレーナーとして活躍している。