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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業Ⅱ-伊方町-(平成23年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第6節 三崎の町並み

 佐田岬半島の先端部を占める伊方町三崎(みさき)地区(旧三崎町)は、九州に向かって差し伸べた手のような形をしている。集落ごとに14の区に分けられ、その内の三崎本浦(ほんうら)(以下、「三崎」と記す。)は、その「手」の太く短い親指に当たる童子鼻(どうじばな)側と細長い中指に当たる岬の小半島との付け根にある三崎湾の湾奥に位置する。
 江戸時代に三崎浦の本浦と呼ばれ、沿岸漁業の基地として栄えるとともに半島における海路の拠点の一つでもあった三崎は、明治以降、行政地名が三崎村から三崎町となる行政区画変遷(へんせん)の中にあって常に中心集落であった。
 三崎の街かどのようすや生活について、Aさん(昭和9年生まれ)の協力を得て作成した町並み図をもとに、Bさん(昭和3年生まれ)、Cさん(昭和9年生まれ)、Dさん(昭和12年生まれ)、Eさん(昭和23年生まれ)から話を聞いた。


図表1-6-2 昭和30年ころの三崎の町並み1

図表1-6-2 昭和30年ころの三崎の町並み1

調査協力者からの聞き取りにより作成。

図表1-6-2 昭和30年ころの三崎の町並み2

図表1-6-2 昭和30年ころの三崎の町並み2

調査協力者からの聞き取りにより作成。