データベース『えひめの記憶』
県境山間部の生活文化(平成5年度)
1 調査の計画と設計
(1)目 的
県境山間部の生活文化を総合的・多角的にとらえるための基礎資料とするため、この地域の人々が、自分たちの住んでい
る地域や日常生活に対して、どのような考えや意識をもっているか明らかにする。
(2)調査課題
ア 地域に対するイメージや魅力などの把握
イ 家庭生活に対する満足度やくらし向きなどの把握
ウ 個人としての生き方・考え方などの把握
エ 生活実態の把握
(3)調査設計
ア 調査地域
県境山間部の14町村
新宮村、別子山村、久万町、面河村、美川村、柳谷村、小田町、広田村、野村町、城川町、三間町、広見町、
松野町、日吉村
イ 調査対象
20歳以上の男女個人
ウ 標本数
700抽出 597回収(回収率85.3%)
エ 標本抽出法
無作為抽出法
オ 調査方法
留置調査法(対象者の自記式アンケート)
配付・回収は最寄りの教育委員会と県立高等学校に依頼
力 調査時期
平成5年7月20日~8月31日
キ 調査依頼先
新宮村教育委員会 別子山村教育委員会 上浮穴高等学校 面河村教育委員会 美川村教育委員会 柳谷村教育委員会
小田高等学校 広田村教育委員会 野村高等学校 三間高等学校 北宇和高等学校
ク 調査実施
愛媛県生涯学習センター
(4)回答者の属性
ア 合計 597
イ 性別 男273 女321 無回答3
ウ 町村別(図表2-1-1参照。)
エ 年齢別(図表2-1-2参照。)
(5)結果分析の視点
ア 全体としての標本数が少ないことや、高齢者にとって質問がやや難しいようであったことなどにより、結果の分析は全
体的な大まかな傾向をとらえるにとどめた。
イ 各町村ごとの標本数が少ないので、町村間の比較はできるだけ避けることとし、年齢層別や性別などに重点をおいて比
較検討した。
ウ これまでに実施した「瀬戸内の島々の生活文化」と「宇和海と生活文化」における生活意識調査と基本的に同じ調査票
を用いて比較検討を試みた。
エ 賛否の度合いの強さや有無の程度を問う質問の分析に当たっては、次に例示する方法により、結果を加重平均し、
「○○○指数」を算出し比較検討した。((例)参照。)
オ 全県・全国レベル調査との比較をするために、図表2-1-3の調査を参考にした。