（２）消費生活

　一家の１か月の生活費は、図表2-2-33のとおりである。全体としては10万円～20万円の生活費が一般的であるが、若干質素な生活であるといえる。年齢層別にみると、35歳から64歳までの層が生活費が高い。これは子育て等の出費が予想される。
　次に、生活必需品を居住している町村内でどれだけ購入（自給）しているか、10品目について調査した（図表2-2-34参照）。県境山間部全体の平均でみると、80％以上居住町村内で購入（自給）している品目は、米と野菜の二つだけである。これを町村別にみると、80％以上居住町村内で購入（自給）している品目皆無の町村が３町村、一品目だけの町村が２町村もある。このように県境山間部の多くの町村が、消費活動においても他の市町村に多くのものを依存していることが明らかになった。