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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業Ⅵ -上島町-(平成26年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第3章 人々のくらしと交通

 越智(おち)郡上島(かみじま)町は、愛媛県の北東部、広島県境に位置し、瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島諸島及び魚島(うおしま)群島で構成される町である。そのうち有人島は、弓削(ゆげ)島、佐島(さしま)、生名(いきな)島、岩城(いわぎ)島、魚島、高井神島(たかいかみしま)である。
 江戸時代は、松山(まつやま)藩(生名島、岩城島)と今治(いまばり)藩(弓削島、佐島、魚島、高井神島)に属し、民間航路の要衝として、港を中心として商業や廻船業で大いに賑(にぎ)わっていた。
 本章では、上島の島々を船で行き来した人の生活や、弓削での町営バスの運行にかかわった人々のくらしや思いを明らかにしようとした。