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愛媛県史 社会経済2 農林水産(昭和60年3月31日発行)

二 漁場環境並びに赤潮予察調査の実施


   観 測 定 点
本 場
 沿岸定線調査
   一般項目年10回以上、特殊項目年4回
  豊後水道  28点
  伊予灘    15点
 浅海定線調査
   一般項目年10回、特殊項目年4回

  燧  灘   26点
   水質監視調査
    22点 年10回(DO.CL.COD.SS)
   赤潮発生予察    1点(水試前)
   養殖漁場環境調査 各湾年4回(一般項目、特殊項目、底質)
    宇和島  10点、下波  10点、深浦  11点
   二神保護水面調査 年4回 9点
   漁場観測速報(水温、比重)
    宇和島   1点
    御 荘   1点
    八幡浜   1点
    本場計 135点

 東予分場
   燧灘水質調査(水温PH.CL.COD.DO.N.P.底質IL.COD.T-S)
    8月     31点
   東予地区定点調査(仝上、底質は除く、クロロフィル)
    河原津 2K 1点(7月から3~4回 周年)
   赤潮発生予察(水温 PH.CL.COD.DO)
            クロロフィル
            3点(7月~9月、3日に1回、河原津~西条間)
    分場計   35点
   本場+分場=170点(南63点・中24点・東83点)


 水産試験場の調査

 水産試験場の本場と分場が県下の沿岸漁場環境を定期的に調査することにより、漁海況予報の基礎資料としているほか赤潮発生や突発的な魚貝類大量死の予察に役立てている。公害問題の多発した昭和五〇年における水産試験場(本場と分場)が実施した調査事業毎の測点数・回数・調査項目などを右に掲げたが、本場関係で延一三五定点、東予分場関係で延三五定点の合計一七〇点に及ぶ測定点で調査を行ない漁場環境の把握に努めるとともに赤潮発生予察の研究に取り組んでいる。