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愛媛県史 文 学(昭和59年3月31日発行)

あとがき

 昭和五六年度刊行の愛媛県史『資料編文学』にひきつづいて、このたび、部門史『文学』を刊行する運びになった。本巻は愛媛の文学を文学史的に通観しその展開と特質について、資料編に掲げた資料およびその後の調査によって得た新資料にもとづき記述した。もとより完璧なものとはいいがたく、今後さらに補筆される箇所も少なしとしないが、ここに愛媛文学史の基礎を築いたものとして資料編と併せて読んでいただくならば幸いである。
 本巻の編さんにあたった文化部会は、和田茂樹(愛媛大学名誉教授)が部会長をつとめ、編集作業は臨時県史編さん部の藤内勲および大野利喜太が担当し、構成員は次のとおりである。
  委   員    秋 田 忠 俊    松山商業高等学校教諭
    同      小 泉   道    愛媛大学法文学部教授
    同      重 川 家 俊    元松前町立松前中学校長
    同      白 方   勝    愛媛大学教育学部教授
    同      美 山   靖    愛媛大学法文学部教授
    同      森   元四郎    元松山南高等学校長
  執筆協力者    糸 井 通 浩    京都教育大学助教授
    同      勝 倉 壽 一    愛媛大学教養部助教授
    同      菊 池 啓 泰    宇和高等学校教諭
    同      菊 池 良 雄    第三養護学校教頭
    同      田 村 憲 治    愛媛大学法文学部助教授
    同      千 葉 昭 夫    大三島高等学校教頭
    同      秦     敬    桃山学院短期大学教授
    同      弘 田 義 定    愛媛歌人クラブ会長
    同      丸 木 一 秋    北条高等学校教諭
 原稿の作成にあたっては、原則として資料編の各章別の担当者が次のとおり執筆分担した。
  第一章 古代前期(小泉) 第二章 古代後期(糸井) 第三章 中世 第一~三節(田村) 第四節(和田)第五節(田村) 第四章 近世 第一節・第二節一~六(白方) 七~一〇・第三節一 (美山) 二~三(丸木) 四(美山・勝倉) 五(勝倉) 六(白方) 第四節一 (美山) 二(白方) 三(美山) 第五節(白方) 第六節一 (重川) 二(白方) 三~四(重川) 第七節一~二(丸木) 三~四・第八節(勝倉) 第九節一 (美山) 二~三(白方) 第五章 近代・現代 第一節(弘田) 第二節(森) 第三~四節(秋田) 第五節一~二(秦) 三~四(菊池良雄) 第六節(菊池啓泰) 第七節(秦) 第八節(秋田) 第九節一 (千葉) 二(秋田) 三~四(千葉) 五(秋田)
 なお、本書の執筆にあたっては米谷巌(広島大学文学部助教授)、松井忍(松山東雲短期大学講師)の両氏をはじめ、関係各機関・団体・個人の多くのかたがたの御協力に改めて謝意を表するとともに、先学の御研鑽を参考にさせていただいたので参考文献一覧表を巻末に掲げて敬意を表する次第である。

  昭和五九年三月  
愛媛県史編さん委員会文化部会長 和 田 茂 樹