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伊予市誌

五、生長の家

 一八九三(明治二六)年兵庫県に生まれた谷口正治(雅春)が、心霊科学の研究に精進して一九二九(昭和四)年一二月、「生命の実相を知れ」「人間は神の子」などの声を聞いたことから、修養求道の目的で、雑誌「生長の家」を創刊したところ、これに共鳴した読者が雅春を中心として、「生長の家」という名称で、修養教化社会事業団体を組織した。雅春は万教帰一の真理といって、一切の宗教はもとより政治経済科学哲学などこの世に現れた人生百般の真理が、皆一つの生命の現れであると説いている。現在、本部は東京都渋谷区神宮前にあり、各県には教化部や練成道場、相愛会場などができている。本県においても松山市高井に教化部と練成道場があり、県下各地に一三〇の支部がある。

 伊予市支部
 支部長は亀岡恵で会員数は三〇人程である。毎月一~二回講師を招いて会員相互の練成修養を行っている。また、婦人部は別に白鳩会を組織している。白鳩会の伊予地区連合会長は田村妙子である。