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伊予市誌

一一、北村家(下吾川)の書画

 藤予斎尊君の描画 三幅対 
 これは加藤文麗の筆になるもので、第275図に見るように、表装は一文字風帯印金、加藤家の蛇の目紋の施された時代表装である。
 文麗は大洲藩三代藩主加藤泰恒(狩野養朴常信に画を学ぶ)の二男として、一七〇六(宝永三)年に生まれ、一七八二(天明二)年三月五日、七七歳で没した。
 文麗は狩野派の大家狩野周信について絵を学び、晩年に予斎と号し、一流画家として気品の高い絵をかいた。
 この三幅対の箱書きには次のように書いてある。(図表 藤予斎尊君の描画 三幅対)

藤予斎尊君の描画 三幅対

藤予斎尊君の描画 三幅対