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伊予市誌

二、豫州・大洲領 御替地古今集総目録 ②

一 伊豫郡下唐川村より里村・村里浮穴・両麻生・砥部・浮穴郡庄屋の義は村々御覧成らる可く珍ら敷き分左に相記する事
一 大平村源範頼の乗馬九門飼い終り併びに木石柏水御所川の事
一 三秋村西願寺に薬師十二神埋めあり、併びに大池重ね上げの事
一 森村かつら併びに武芸達人吉野善左衛門の子孫鑓所持の事
一 新谷稲荷村稲荷社御替地の大社景代(境内)の事
一 本郡村塩浜年号の事
一 尾崎村天神市始め、上林・中林・下林の事
一 米湊村金子の松天神併びに百歳余の翁達者の事
一 三島町市、天神馬場にて御鷹それし事
一 灘町両御屋敷始め年号、町始め、市始め、光明寺の事
一 湊町・殿町始め、浜町網代出入りに土佐様御取り扱い御証文立て浦々に仰せ付けられ、船数・網数・市・浜芝居の事
一 下吾川村厳島明神へ宮嶋より毎歳鹿参詣併びに日野儀右衛門の弟下三谷万五郎が京都日野大納言様より御歌拝領の事
一 上吾川村称名寺に山面の絵図御奉納巻物所持の事
  但し辺に鎌倉様、又かばどの(蒲殿)という範頼廟社あり
一 黒田村天神の由来併びに医者由来、与右衛門孝心、正得律義の鏡と成る可く、海陸御遊覧の道行あり
一 下三谷村万代土手黒田と出入り、新川の事
  但し日野万五郎家筋下吾川庄屋と御書き入れ併びに伝宗寺大般若(経)備後安国寺鐘と取り替え由来あり
一 上三谷若一社縁起の事
一 上野村郷伊豫神社併びに行堂どんこ背負い帰る事
一 宮下村伊曽神社併びに今岡山併びに後藤又兵衛の事
一 八倉村麻生水論、一水口故始終取り扱い十一年振り調べの事
  但し入仏寺は殊勝成る山体あり
一 両麻生村三島大明神、原町由来、児島屋条介の事
一 同村金毘羅の由来、毘沙門堂・三角寺・大友真鳥・牛祭り・土檀原踊り、鏡川大森下人立ちながらの美女を負いつまく(つまさきでわたった)塩売渕あり
一 重信川御他領土手築き掛かりを麻生より遠矢に射留め罪無き事
一 宝暦五年御他領森松と新関戦いの事
一 同十一年御公料方五か村と戦いの事
一 同十二年御他領森松八瀬の戦の事
一 右同年御他領上野村と怪敷き戦いの事
一 明和八年御公料方五か村大いに戦い横死これ有り、十一年振り片付く事
一 宮内村天神の姥桜、円明院様御謠併びに狂歌、其の外塚穴石神追々成る、長猿猴(手帳ざる)糺明(物事を正して明らかにすること)の事
一 千足村三度咲き桜の事
一 新谷岩谷口村預かり峯大平に不焼火併びに狂歌の事
一 五本松村唐津山年号併びに大森花畑・水精山・小笠原氏の事
一 外山村砥石山併びに大本山八面荒神要貝山の事
一 新谷大南村八幡宮十景の事
一 玉谷村三所権現大岩谷の事
一 鵜崎村年の夜豆打たぬ事
一 上唐川村浜出稲荷五神大明神の事
一 右奥終りに砥部騒動、御他領久万一件、小田一件、外山一件、八倉村泉堀併びに砥部中大平・三秋山へ御他領伊予浮穴郡総百姓入り込み乱望(暴)の事(終り)