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伊予市誌

1 ほ乳類

 旧南山崎村の郷土誌には「イタチ、テン、ウサギ、コウモリ」が生息していることが記されている。伊予地区の狩猟協会の人の話によると、「イタチ・テン・リス・ノウサギ・ムササビ・タヌキなどは現在でもかなり住んでいるのではないかという。クマ・イノシシは、この地方では捕獲した記憶がないから住んでいなかったと思う」。しかし近年中山町に隣接する山地帯などでイノシシによる農作物の被害が伝えられ、狩猟家によって捕獲されることがある。ツキノワグマは当地方には生息しない。最近山林に近い果樹園、果菜類畠ではハクビシンによる被害が目立つようになっている。ムササビは、障子山のふもと等で捕獲したものを教材用として学校によく寄贈していた。ノウサギは、三秋の山、谷上山周辺でふんをよく見かけるし、すばやい姿をたびたび見ることがある。コウモリは大谷池の隧道で集団になってぶらさかっているのをよく見かけた。アブラコウモリであろう。