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伊予市誌

3 寄生虫

 寄生虫病は従来より種々その駆除等に努力してきたが、依然として住民の健康に著しい障害を与えており、その予防の成果をあげているとは言い難い状態にあった。
 したがって、寄生虫病の撲滅を図ることが急務と考えられ、合併前の各町村において、住民に蛔虫病及び一二指腸虫病を重点とした定期的集団検便及び駆除の実施並びに予防思想の普及を図ってきた。一九五五(昭和三〇)年の合併後も一九六二(昭和三七)年まで全市民の一斉検便を行い寄生虫駆除に力を入れ、また寄生虫病予防対策の積極的な推進に努めた。
 一九六三(昭和三八)年以降現在においては、保育所・幼稚園の幼児と小学生の児童に対し定期的に寄生虫検査を行っている。