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伊予市誌

2 自然増加

 出生率と死亡率の差が自然増加率で、全国的推移は大正時代末期から昭和時代初期にかけて出生率が高く、自然増加率も高率であった。
 本市関係の明治時代末期の自然増加率は、旧郡中町の一九〇一~一九〇九(明治三四~四二)年の九年間の平均は一〇・二、旧南伊予村の一九〇二~一九〇九(明治三五~四二)年の八年間の平均は一四・八、旧北山崎村の一九〇〇~一九〇九(明治三三~四二)年の一〇年間の平均は一六・二となっていた。
 第二次世界大戦後の一九四七~一九五〇(昭和二二~二五)年は出生率は高率であったが、その後急速に低下し、低出生率・低死亡率へと移行している。これに伴い自然増加率も低下し、本市においては、一九六〇(昭和三五)年からは一桁の率となっている。
 また、第79表に見られるように、本市の一九九〇(平成二)年からの自然増加率はマイナスであり、全国及び愛媛県の水準を下回っている状況である。

第79表 年次別出生率・死亡率・自然増加率

第79表 年次別出生率・死亡率・自然増加率