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中山町誌

四、 公職追放

 昭和一五年(一九四〇)に大政翼賛会が結成され、これに伴なって各町村長がこれの支部長として翼賛政治を推進していった。また一方翼賛壮年団が設けられて翼賛政治の協力に当たっていた。よってこれらの主長は終戦後、在郷軍人分会長、憲兵、特高警察、情報責任者、将校以上の軍人、戦犯容疑者などとともに公職追放に該当した。
 時の中山町長宮田真実、佐礼谷村長篠崎重道は昭和二一年一一月に町村長の職を辞任する結果となった。
 また、中山町議会員であった泉田仲藤、高野忠利、宮田重忠、佐礼谷村会議員であった平田宇一、宮内勝巳、竹岡善忠はともにこれら公職追放に該当し、昭和二一年一二月にその職を退いている。
 その後昭和二六年にはこれら公職追放者もそれぞれ追放を解除された。