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中山町誌

一、 一般会計年度別決算状況

 昭和三〇年(一九五五)二月一日、中山町・佐礼谷村は合体合併し、新中山町が発足した。
 合併のとき、中山町から五四六万四、八五四円、佐礼谷村から一七五万七、五八〇円の赤字が新町に引き継がれ、昭和二九年度の決算書には、六七〇万八、七八〇円の赤字を計上、翌年度歳入からの繰上充用金で補填した。
 この昭和二九年度は、全国で三四府県と二、二四七の市町村が赤字を出し、額・団体数とも頂点に達した年度でもあった。翌三〇年度も、愛媛県下で八八市町村中三八団体が赤字団体となったが、中山町も例外でなく四六六万円の赤字額を計上する団体であった。
 このようなことから、政府は昭和三〇年一二月、地方財政再建促進特別措置法を制定して本格的な再建対策に乗り出した。
 中山町では、直ちにこの特別措置法の適用を受けて財政再建を図ることにし、昭和三一年五月二三日、適用申し出の議決を、同年九月二八日には昭和三一年度を始期に昭和三七年度を終期とした再建期間を七年間とする財政再建計画書を議決、自治庁長官の承認を求め同法の適用団体となった。
 この年度で同法の適用団体となったのは中山町を含め松山市・大洲市・双海町・松前町・内子町など八市二〇町村であった。
 中山町は、その後、県の適切な指導と町の自助努力もあって再建期間を四年間に短縮して計画を終了した。
 この間、昭和三三年(一九五八)一一月一日、大字佐礼谷のうち、「平岡区」を伊豫市へ分離して現在の中山町となっている。
 昭和二九年度から平成五年度までの実質収支及び平成三、四・五年度の一般会計の歳入歳出決算状況は次表のとおりである(各表の数値は議決の決算書による)。

表3-6 一般会計年度別実質収支に関する調書

表3-6 一般会計年度別実質収支に関する調書


図3-1 町税総額に占める町民税・固定資産税の推移

図3-1 町税総額に占める町民税・固定資産税の推移


図3-2 町民税・固定資産税額合算額の推移

図3-2 町民税・固定資産税額合算額の推移


表3-7 町税の年度別決算表

表3-7 町税の年度別決算表


表3-8 財源別歳入状況決算表

表3-8 財源別歳入状況決算表