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中山町誌

三、 し尿処理施設

 戦前戦後において、し尿は農作物の肥料として使用されていたが、化学肥料の生産と衛生思想の向上に伴い、し尿の施用は減少し、し尿処理施設の必要性が急激に高まっていった。
 本町においては、昭和四七年九月(一九七二)既設の大洲喜多衛生事務組合し尿処理施設、清流園へ双海町と共に加入して委託業者のし尿運搬車により処理されることになった。組合加入市町村は、大洲市・長浜町・内子町・五十崎町・肱川村・河辺村・双海町・中山町・広田村の一市六町二村である。
 一方、昭和五六年には「中山町し尿浄化槽設置指導要綱」が、続いて平成二年には「中山町合併処理浄化槽設置整備事業補助金交付要綱」が制定され、単独・合併処理の浄化槽設置普及指導が行われて水洗化が進められている。
 浄化槽設置状況は表5―18のとおりである。

表5-18 地区別浄化槽設置状況

表5-18 地区別浄化槽設置状況