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中山町誌

四、 町道及び農林道

 本町の交通網は、町の中央部分をほぼ南北に縦断する国道五六号と、これを主軸として主要地方道を含む県道一〇路線が延び、さらにこれに接続する町道、農林道によって形成されているが、新町施行後の土木事業の主なものは道路(町道・農道等)と橋梁の整備である。
 昭和四〇年(一九六五)の県内交通量は、一〇年前対比約一〇倍の伸びを示しており、地方道においても交通量が増加するにつれて、町民の道路に対する関心が次第に高まり新設・改良・舗装等の要望があがって来た。
 中山町ではこの要望に応えるため順次その整備を進めてきたが、以下その概要について諸表6―3~8により示すこととする。

 林道
 我が国の昭和初期までの木材運送の手段は、森林軌道、索道、筏流、牛馬道、木馬道などであった。
 しかし、その後の自動車の普及、木材需要の増大に伴い、自動車道がそのほとんどを占めるようになり、林産物の大量安定輸送が可能となった。
 こうした輸送手段の変遷の中で、大正一五年(一九二六)の「林業共同施設奨励規則」に基づき、初めて民有林林道に対する国庫補助が実施された。
 林道は、森林の経済的機能を発揮するための基盤となる施設であると共に、生活環境の整備や森林の保安機能管理にも大いに役立っている。
 林道網の整備は、昭和六二年(一九八七)度に改定した「民有林林道網整備計画」に基づき、公共林道整備事業、県単独林道整備事業、林業構造改善事業等、各種事業が相互に関連を図りながら整備を進めている。
 本町では、木材加工場が整備され、全伐及び間伐材の有効利用を図っているが、この事業を円滑に進めるためにも林道の整備は不可欠のものとなっている。

表6-3 中山町における道路の概況

表6-3 中山町における道路の概況


表6-4 町道の現況 (平成5年度)

表6-4 町道の現況 (平成5年度)


表6-5 町道舗装事業の実施状況 (新設)

表6-5 町道舗装事業の実施状況 (新設)


表6-6 町道の内・町外連絡道の状況

表6-6 町道の内・町外連絡道の状況


表6-7 年度別主要道路改良の状況 1

表6-7 年度別主要道路改良の状況 1


表6-7 年度別主要道路改良の状況 2

表6-7 年度別主要道路改良の状況 2


表6-8 町道に架る橋梁

表6-8 町道に架る橋梁