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中山町誌

第三節 明治初期の学校

 幕藩体制のもとで成長した伊予八藩の藩学は明治維新以後にも依然として存続した。
 明治二年(一八六九)新政府は、府県に小学校設置を奨励し、書学・素読・算術を学ばせたが、地方においては寺子屋教育の延長と思われるものであって、教育現状は以前と変わったものではなかった。
 明治四年七月明治新政府は、富国強兵・殖産興業・文明開化の三大指針を掲げ、それに見合う人材を育てるための近代学校制度を打ち出し、文部省を設置した。