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中山町誌

一、 新しい教育指導

 新しい教育では、これまでの教師中心の注入主義から生活中心の学習に変わり、空前のカリキュラム時代が出現した。統計資料を集めて歩いたり、子供が司会したりすることが新教育のように思われ、その精神が掴み難く形だけ真似る風があった。これらのことが基礎的な学力の不足を招くとの非難もあったが、グループ学習とか討論などが奨励され、教科書だけに頼った学習から、見学・調査・実験などの新しい学習形態が模索されるようになった。これに伴なって、視聴覚教材教具の利用や資料センターとしての学校図書館の整備が重視されるようになった。