データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

中山町誌

一、 日待講

 「オヒマチ」と呼ばれ、旧暦一月に部落または小部落単位で実施されていた。
 当番の組(家)が輪番で世話をしていた。当番は注連縄、榊、供物(餅等)を準備し神社から神主を招き、神事をしてもらってその後でオコモリ(酒宴)が盛大に始まる。各戸より一名は出席し、お供えの餅や日待祈祷の御札をもらい自分の家の神棚に祀った。
 これは部落内の病魔退散、家内安全、五穀豊穣を願っての祈念祭であった。
 今でも佐礼谷地区、栗田地区の仁川登などでは個人や隣組単位で実施している。