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双海町誌

第三節 生産基盤の整備

 本町は、一九九四(平成六)年度、農業・農村の振興のための国庫補助事業である「農村総合整備事業」を一層推進することを決め、ほ場整備事業をはじめ、一般農道整備事業、地すべり対策事業、中山同地域農村活性化総合整備事業などに着手した。
 ほ場整備については、周辺市町村はもちろんのこと、全国的に推進されていたもので、本町においても一九八六(昭和六十一)年度の奥東地区をはじめとして、富岡・粒野地区で、計六・六ヘクタールの水田が整備され、農作業の効率化などに貢献している。一九九四(平成六)年度には、本郷・久保・三島・岡・大栄・日尾野の各地区合計一〇・三ヘクタールで実施された。この整備によって、町内の水田一一五ベクタールのうち一六・九ヘクタールが整備されたこととなり、整備率が五・七パーセントから一挙に一四・七パーセントにまで向上することとなった。その後、唐崎・高見・東峰でもほ場整備が行われた。
 一般農道整備事業については、唐崎・閏住間の、大久保農道(一四七六メートル)、大久保二期農道(一三六七メートル)、大久保三期農道(一二九九メートル)の整備が実施された。
 地すべり対策事業としては、上大久保・粒野・本村二期・満野・池之窪の各地区において、水路を整備して水はけをよくしたり、地盤強化のための山留のブロックの敷設が行われた。
 中山間地域農村活性化整備事業についても、各地区において、用排水路、農道、集落道などの整備が実施された。