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追刊 中山町誌

発刊にあたって

      中山町長 市 田 勝 久
 平成の大合併により、中山町は五〇年の歴史を閉じようとしています。中山町合併四〇周年記念事業の一つとして、平成八年に刊行された「中山町誌」は、昭和四〇年に刊行された「中山町誌」を参考に、三〇年の歩みを五〇人の委員が、二年に亘る調査活動によりまとめられた一、五〇〇頁に及ぶ非常にすばらしい記録誌であると思っています。
 それから一〇年近く経過し、合併を前に、中山町の主に行政の記録を残しておく必要があるのではということで、追録編として取り組むことになりました。
 この一〇年の間に二一世紀を迎えましたが、中山町では平成六年三月の第三次中山町総合振興計画により、都市との交流事業の集大成としての交流促進センター「花の森ホテル」、多目的広場、フラワーハウス等の整備、住民が待ちに待った高齢者総合福祉施設「幸梅園」の整備等取り組んでまいりました。
 しかし、少子高齢化は進行し、合併を前に野中小学校・永木小学校の統廃合という地域にとっては厳しい選択もありました。
 これらの歴史をできるだけ残しておこうとすすめてまいりましたが、特に編纂委員も委嘱せず、業者委託ですすめましたので、十分な記録が残せていない部分もありますが、追録編ということで、お許しをいただき、ご活用いただければ幸いに存じます。
 終わりに、ご協力いただきました職員及び関係者の皆様にお礼を申し上げ、新市になりましても、歴史ある中山町を誇りに思い、新しい地域づくりに邁進されることをお願いしてごあいさつといたします。
    平成一七年三月 吉日