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追刊 中山町誌

第四節 農業基本法施行後の農業と振興対策②


 六、農業委員会の設置


 七、中山町営農会議
 総括
 平成一五年を振り返って見ると、栗については、低温・日照不足、盆明けからの猛暑等異常気象の中、JA取扱い数量二四六トン(前年比七〇パーセント)と大幅に下回った。一方販売面では、韓国栗の大不作により加工需要が高まり竪調な販売となり精算単価は、一キログラム当り三八七円(前年比一四三パーセント)となった。
 ミカンについては、品質格差が販売に大きく影響し銘柄産地でなければ売れない状況で、精算単価キログラム当り一八円(前年比二六パーセント)となり生産意欲を失うような結果となった。しかし、温室みかん・マルチみかん・越冬みかん等は高単価で販売できた。
 キウイフルーツについては、前年同様に好調で推移し、出荷量三〇〇トン(前年比九六パーセント)、精算単価一キログラム当り二九一円(前年比一一六パーセント)となり本町で栽倍されている果樹ではもっとも安定している。
 また、野菜の中でも管内の主力作物であるトマトについては、微増ではあるが、面積は年々着実に伸び、出荷量は、四六二トン(前年比一一五パーセント)で昨年を上回った。なお、栽培技術の面では、減農薬栽培を部会あげて取り組み今後一層の生産技術の向上を図っていく必要がある。
 その他、近年導入したケールも契約栽培で価格が安定しているため、面積、金額は年々伸びている。
 葉たばこについては、収量では昨年並みであったが、冷夏、長雨の影響で、品質の低下となり、一キログラム価格一、五〇三円(前年比八六パーセント)と全国的に不作の年となった。今後も徹底した立枯病対策と土づくりが急務となっている。
 このほか、花卉については、昨年対比数量で八二パーセント、金額で八九パーセント、平均で一〇八パーセントとなった。
 今後における市場の需用は、厳しい状況が続くものと思われ、生産出荷体制及び栽培技術の向上を図りつつ、花卉経営の見直しを行う必要がある。
 林業においては、将来に備え、森林環境保全整備事業・森林整備地域活動支援交付金事業により、造林、除間伐等育林地業に努め森林の保全を図っているが、以前として木材価格は低迷し、極めて厳しい年柄となった。

 八は中山町誌参照

第一五回農業委員

第一五回農業委員


第一六回農業委員

第一六回農業委員


第一七回農業委員

第一七回農業委員


平成16年度事業計画表

平成16年度事業計画表


表1-17 平成15年度 中山町営農指導協議会収支決算(収入の部)

表1-17 平成15年度 中山町営農指導協議会収支決算(収入の部)


表1-17 平成15年度 中山町営農指導協議会収支決算(支出の部)

表1-17 平成15年度 中山町営農指導協議会収支決算(支出の部)


平成15年度農業制度資金融資実績報告及び平成16年度農業制度資金融資計画(案)

平成15年度農業制度資金融資実績報告及び平成16年度農業制度資金融資計画(案)


平成16年度事業計画書 1

平成16年度事業計画書 1


平成16年度事業計画書 2

平成16年度事業計画書 2