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久万町誌

1 褐色森林土壌

 久万町の山林の地質は、古第三紀の礫岩、砂岩、新第三紀の斜方輝石安山岩、礫岩、砂岩及び、ジュラ紀の緑泥片岩を基岩とする褐色森林土壌で、それが大半を占めている。
 特に二名、上野尻、下畑野川、下直瀬を結ぶ線上は緑泥片岩を基岩としている。埴質壌土、微砂質壌土であり、木の生育に最適である。
 久万・父二峰地区の緩斜地には乾性褐色森林土が多く、畑野川・直瀬地区には淡褐色の弱乾性褐色森林土が多い。