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久万町誌

二 氏 神

 現在は氏神様は、大字ごとに一社ある。合祀する前には各組ごとにあった。地域住民の信仰の中心であり、住民は氏神様に対し全部氏子であった。宮の維持管理は宮総代、寺関係は寺総代が主管し、費用は神社費、寺費として、資産の状況によって各戸から徴収した。
 藩政時代の神社には、社人というものがいて神に仕え、寺には僧侶がいて仏に仕えた。
 祭日は春・夏・秋・冬とそれぞれあるが、秋祭りが最も盛大に行われ、神輿渡御があった。
 神社以外に山の神様・火の神様である愛宕さん・お大師さん・お薬師さん・お観音様がある所もあり、それぞれ縁日にはお参りをした。