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久万町誌

一一月

 1 氏神の祭り(第九章「芸能伝承」参照)
 一日から三日にわたり氏神様の祭りが行われた。一日目はおかぐらといって、各神社で鈴神楽を奏し、荘厳な祭典を行う。
 大正一〇年ころまでは、郡内の神官が集まって本神楽が奉納されていた。
 二日目には、神輿渡御があり、早朝各神社から神輿が出され各地域を巡回する。これとともに獅子舞い、ねりがお旅所で行われる。夕方には神輿の宮入りをし、獅子舞い・ねりなどを夜遅くまで行う。
 三日目はうらつけ(お祭りの翌日)といって神輿はでず、それぞれのお宮では、獅子舞いやねりが行われた。今では、獅子舞い・ねりともに中止されたところもある。