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久万町誌

3 盆踊り歌

1、盆が来たとてうれしゅうはないよ、越後かたびら着るじゃなし、
       ソラヤートエーヤートセ
2、太鼓たたいておどりこ寄せて、中でよいのを嫁にとろう、
       ソラヤートエーヤートセ
3、そろたそろたよおどりこがそろうた、稲の出穂よりなおそろうた、
       ソラヤートエーヤートセ
4、わしとお月といっしょに出たが、月は西行きわしゃ今ここに、
       ソラヤートエーヤートセ

1、備前岡山さくしゅで津山よいよい、伊予の松山それはたばこ山、
       あらやっとこせ、よういやな
2、おどりおどるなら三〇まで踊れよいよい、おどり好きならそれは子が踊る、
       あらやっとこせ、よういやな
3、備前岡山神殿見ればよいよい、鶴と亀とがそれは舞いを舞う、
       あらやっとこせ、よういやな
4、竹に雀が品よくとまるよいよい、とめてとまらぬそれは伊予もみじ、
       あらやっとこせ、よういやな
5、千秋万歳楽しい思いごとかのたよいよい、鶴と亀とがそれは舞いを舞う、
       あらやっとこせ、よういやな

1、そろたそろたよ踊り子がそろたよいよい、稲の出穂よりほんまにゃよく
       そろた、    よいよい、よういやな
2、踊り踊るなら三〇まで踊れよいよい、三〇過ぎたらほんまにゃ子が踊れ、
               よいよい、よういやな
3、相撲とるなら桜のもとでよいよい、どんと投げたらほんまにゃ花が散る、
               よいよい、よういやな
4、娘しまだにゃちょうちょうがとまるよいよい、とまるはずだよほんまにゃ花じゃもの、
               よいよい、よういやな

1、咲いた桜になぜ子馬をつなぐ、よいとな、子馬が勇めば花が散る、
       よいとなよいとな
2、そろたそろたよ踊り子がそろたよいとな、秋の稲穂よりよくそろた、
       よいとなよいとな
3、鐘が鳴る鳴るあの山越えてよいとな、水の都に日が沈む、
       よしとなよいとな

○いつも七月盆ならよかろう
 踊りひずけで殿御見る
 盆が来たなら麦に米まぜて
 それにささげをちらほらと
 踊り子が来た松坂越えて
 赤いたすきに菅笠で
 盆にくわりょうかかねこの茄子
 なにがくわりょうか花じゃもの
 音頭とる子が橋からこけて
 橋の下から泣き音頭
 踊る中でも品のよい子ども
 うれしかろぞやふた親は
 太鼓たたいて踊り子寄せて
 品のよい娘を嫁にとる
 
1、A 竹の切り株にゃよ濁った水は、よいよい
  B 澄まず濁らず出ず入らず、やっとこせよいやな、ささよいやな
2、A 下へ下へとよ枯木を流し、よいよい
  B 流す枯木にゃ花が咲く、やっとこせよいやな、ささよいやな
3、A あなたみたいな牡丹の花は、よいよい
  B 咲いております来る道に、やっとこせよいやな、ささよいやな
4、A 梅にほれても桜にゃほれな、よいよい
  B 同じ花でも散りやすい、やっとこせよいやな、ささよいやな
5、A 思うて来たのに水かけられて、よいよい
  B あだな思いが水となる、やっとこせよいやな、ささよいやな
6、A 梅と桜と両手に持てば、よいよい
  B どっちが梅やら桜やら、やっとこせよいやな、ささよいやな
7、A 桜三里はよ源太の仕置き、よいよい
  B 花は咲いても実はならん、やっとこせよいやな、ささよいやな
8、A 花が見たけりゃよ吉野へ行けば、よいよい
  B 今は吉野の花盛り、やっとこせよいやな、ささよいやな
9、A お前百までわしゃ九九まで、よいよい
  B 共に白髪のはえるまで、やっとこせよいやな、ささよいやな