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久万町誌

2 高殿神社

 西明神字高殿二六七
 祭 神 高御産巣日神・本勝国勝長狭命・雷神・大山祇神・高籠神・明神右京要神
 神代の昔、明神右京が日向国高千穂よりこの地に来た際、同地に祀られている高殿神社の分霊を持参してこの地に奉祀したのに始まると伝えられている。それゆえ、明神右京の霊をも合祀されており、縁結びと安産の神として伸仰されている。
 本殿・拝殿・土蔵がある。明治四三年五月一八日、東明神本組にあった村社三島神社を合社して祀っている。なおこの三島神社にかけてあった鰐口が残り保管されているが、その銘には、『大日本予州浮穴郡久万山東明神三島明神鰐口也、干時応永二二年(一四一六)九月二三日願主弥五郎正方敬白』とある。