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久万町誌

10 八幡神社

 大字直瀬甲五二六一
 祭 神 足仲彦命・誉田別命・息長足姫命・相殿湍津姫命・田心比賣命・市杵島媛命・外六〇余神
 神礼縁起によると三女神は延暦二三甲申年(八〇四)六月一五日、安芸国佐伯郡厳島より勧請する。六〇余神は神亀五戊辰年(七二八)九月二三日、天神七代、地神五代、一七神等国守河野氏によって紀伊国熊野宮より勧請される。国中二六の中、八幡神社は建久三壬子年(一一九二)八月一五日、山城国男山八幡宮より国守河野冠者伊予守通俊公によって勧請される。国中二二社の中、天正一八己丑年(一五八九)合札八幡神社と称するようになる。とあり、国碑には、「大昔、大和から八幡神社を勧請し鳶巣に祭り、後下直瀬古殿に遷宮、更に現在地に移す」とある。国家鎮護・産子繁栄・五穀成就の神等である。また、武の神として特に勝負に関係のある人々が崇めている。地鎮祭といって旧三月三日はにぎわい村芝居が開かれる。