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久万町誌

12 八幡神社(大元八幡)

 大字露峰大元森
 祭 神 田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命・誉田天皇・大帯姫命・合祀・天菅穂積命
 社記によると、崇峻天皇の御宇庚戊三年(五九〇)八月一五日、自筑紫胸肩宮国司小子宿禄益躬によって遷宮されたということである。更にその後、保延乙卯元年(一一三五)八月一五日、山城国、岩清水八幡宮から国主河野仔市守親清によって遷宮され、国中二六社の一社として建立されたとある。毎年、夏の土用と旧八月二日には氏子が集まる。土用は農作物の豊穣、家内安全を祈願し、旧八月二日にはその御礼として酒を持参し祭典を催した。近郷近在からの参拝者や相撲でにぎわった。現在も毎年子ども相撲が開かれている。獅子舞い等も出たと言うことである。