露峰の法蓮寺の境内に、樹齢およそ一二〇年といわれる枝垂桜がある。目通りの周わり二㍍、高さ八㍍ほどのものである。 木の由来ははっきりしないが、普通桜の寿命は八〇年程度という。それが、一二〇年も、なんの手当てもしないで生き続けていることに驚く。枝垂となると、もっと寿命が短いらしい。近在では目にかかりにくい木である。